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北炭清水沢火力発電所跡 その1

06 23, 2011 | 発電所跡・水利跡

清水沢発電所は、夕張の炭鉱の電力増大を補う為に北炭(北海道炭礦汽船)が導入した、
自前の巨大火力発電所です。
石炭を燃やして得た電力は、さらなる石炭を求めて夕張の炭鉱へと送られました。




約半世紀の長きにわたって、炭坑の栄華を支えてきた清水沢発電所。
鉱山閉坑の後も発電を続けていましたが、
H3年には発電をストップし、役目を終えました。




訪問した時には解体作業が進められており、
この巨大な遺構を取り囲むように、周りは重機と砂の山だらけの工事現場と化していました。




平成まで操業しており、廃歴は長くはないのですが、
元が古いだけに、まるで半世紀熟成されたかのような朽ちっぷりです。




ボイラーやその他設備は撤去され、コンクリの柱と空間しかありません。
代わりに工事資材が少し置いてあります。




とても高い天井。




排煙の穴でしょうか。


北炭清水沢火力発電所跡 その2 に続く


['05.9 北海道夕張市にて]
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