四国一小さな四電発電所跡
06 05, 2011 | 発電所跡・水利跡

徳島のとある山奥の道脇に「四国一小さな四電発電所」と言う看板が立っていました。
よく見ると、発電所と書かれた下に、小さく「跡」と書かれています。

その看板の裏には深い谷があり、
谷の向こう岸の断崖に、木造の小さな発電所跡があります。

徒歩専用の吊橋を渡って、対岸の発電所跡に向かいます。
それにしても、すごい場所に発電所を作ったものです。


ただの小屋にしか見えませんが、
壁にはたしかに送電線を通した穴の跡があります。

内部には入らず、ガラス越しに外から中をうかがいます。
建物は崩れかけです。
山側の壁に梁が引っ張られて、菱形にゆがんでいます。

窓際の机にひっそりと置かれた、工具箱と年代物のラジカセ。

近所の方が資材置場として利用しているだけで、
発電に関係する設備は、もう残っていません。
['08.10 徳島県某所にて]
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