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神岡鉱山跡 その1

12 16, 2014 | 廃鉱山

採掘は奈良時代からと歴史が古く、
豊富な資源で国内でもトップクラスの鉛・亜鉛鉱山だった神岡鉱山。
しかし鉱山からの廃水によって神通川がカドミウム汚染され、
その水で栽培された農作物を摂取した者からイタイイタイ病が多発。
公害訴訟に発展した事は、日本四大公害訴訟としても周知の通りです。

鉱山としてはH13年に閉山しましたが、
鉱山から独立した別会社が敷地内で稼動しています。
また、鉱山跡を利用して作られたニュートリノ観測施設・スーパーカミオカンデも、
H14年のノーベル賞受賞により脚光を浴びました。





神岡鉱山は、山一つまるごと鉱山というだけあって、とにかく広いです。
これは'06年に、その山の中の某所を訪れた時の様子です。





壁に大きく「団結」と書かれた、有名な建物です。





たくさんの鉱山施設が並んでおり、そして、全て廃墟化しています。





木造なので、完全に崩れてしまった建物も少なくありません。





豪雪地帯なので、積雪に耐えられずに潰れたのかもしれません。





鉄骨で覆われた軌道は危なげなく現存しています。
軌道が先のほうまで延びています。
線路に沿って内部を歩いてみます。





線路上に荷台が幾つか残っています。
さらに奥へ。





良いムードの分岐。







従業員を運ぶ貨車が、綺麗なまま残っていました。





残念ながら崩落により、これ以上は進めませんでした。








その2に続く。



['06.06 岐阜県某所にて]


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