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旧国鉄白糠線跡

02 06, 2014 | 北海道の廃線



国鉄白糠線は、根室本線の白糠駅から足寄方面へ33kmほど延びた短支線でした。
しかし慢性的な赤字路線だったため、S58年に国鉄再建法が施工され廃止となりました。

白糠~本別間の旧路線沿いにはR392が並走し、
時々、白糠線の廃橋梁をくぐります。





R392沿いは民家も無く、まるでジャングルを突っ切るような国道です。
そんな中を走っていると、ポツリポツリと、橋梁だけが見え隠れします。





桁上にレールは残っていないようです。
この橋は、草も茂っておらず綺麗です。





でも殆どの橋梁は、桁上に草木が茂り、
廃線後30年経過の年季が感じられる状態となっています。





桁上を望遠で拡大、良い感じですね。

通りがかりに撮った橋梁の写真しかありませんが、
もし今でも駅舎などが残っているようなら、じっくり再訪してみたいものです。



['11.7 北海道白糠郡白糠町にて]
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旧国鉄 松前線跡

10 16, 2012 | 北海道の廃線



これは、旧国鉄松前線の廃線区間に残る橋脚です。




この廃線は、通りがかりに数枚写真を撮っただけで、
詳しくは散策していません。



['11.7 北海道松前郡松前町にて]

戸井線跡

10 11, 2012 | 北海道の廃線



函館市の東にある、汐首岬。
北海道と本州の間の最短地点になります。

その汐首岬の高台に、大きなアーチ橋梁があります。
戦時中に計画・着工されたものの、未成線のまま残されている、
戸井線の跡です。



青森の幻の大間線と同じく、函館~戸井間の軍事輸送目的でS12年に着工、
しかし物資不足等からS18年に工事が中断。
終戦をむかえ、そのまま工事が再開されることはありませんでした。




戸井線は、海岸沿いの急峻な斜面に敷かれています。
路盤を確保するために、アーチの陸橋になっている区間もあります。

物資不足の戦時中に建設されたため、粗末な筋骨材しか使用されておらず、
アーチ橋梁群に強度はないと言う話です。




未成線として終わった戸井線ですが、
海岸沿いの崖の上というポジションを生かして、
遺構は今では、地元の人達の津波避難所に指定されているようです。
軌道の所々に非常階段が設置されており、
万が一の時は、路盤上へと非難できるようになっています。

↑こちらのアーチ橋梁は、綺麗に改修されていますが、
たぶん避難場所としての使用に耐えうるようにしたのでしょう。




トンネルも幾つか残されています。




非常階段のひとつを登らせていただいて軌道跡まで上がり、
トンネルに近づいてみました。
草が目線の丈まで生い茂っており、これ以上近づけません。




海岸と軌道との高低差がかなりあります。




このアーチ橋梁には、蓬内橋という名前があるそうです。
この橋は他の橋梁と違い、生活道路として利用されています。




蓬内橋の上は欄干も設置され、車も通れます。
しかし老朽化で崩落の危険があるため、解体が決定したそうです。




汐泊川に残る、戸井線の橋脚。




橋脚から先の路盤は、生活道路として使われていました。



['11.7 北海道函館市にて]

美唄鉄道線/東明駅駅舎跡と2号機関車

04 06, 2012 | 北海道の廃線



かつて函館本線美唄駅より分線していた美唄鉄道線。
美唄炭鉱から10kmほどの区間を走った石炭輸送路線でした。

72年の美唄炭鉱閉山と共に廃線となりましたが、
この路線で活躍していた「2号機関車」は、東明駅の跡地に保存されています。




この2号機関車は、T8年三菱造船所製の国産機関車。




運転席内部を見学する事も出来ます。




東明駅跡に残る駅舎。




いかにも北海道らしい木造駅舎ですが、内部は公開されていません。




ホームやレールも残っていますが、草に埋もれています。




美唄鉄道の路線跡は一部、サイクリングロードとして整備されています。



['11.8 北海道美唄市にて]

旧国鉄根北線/越川橋梁跡

02 04, 2012 | 北海道の廃線



北海道には、戦前~戦中に作られた古いコンクリアーチ橋梁がたくさん残ります。
斜里の山奥のR244沿いに残っているこの越川橋梁も、そのひとつです。




正式名称は、第一幾品川橋梁。
もとは10連の大きなアーチ橋梁でした。
しかしこの橋梁は、この看板の説明どおり、
一度も列車が渡ることがないまま廃線となり、
さらに国道の拡張に伴い橋脚を撤去され、寸断されてしまいました。




国の有形文化財に登録されていますが、
人柱伝説が残り、文化財としてよりも心霊スポットとして有名です。



['04.10 北海道斜里町にて]

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